
運営方針や「仕事のストレスケア」を運営するきっかけとなった体験談について書いてあります。 |

成果ばかりが求められる会社。ここ10年で人間関係は希薄なものになり、働き方も大きく変わりました。真面目なだけでは仕事はやっていけません。こんな中でもうまくやっていくには心の柔軟性が必要です。会社では学べない、気持ちが楽になる考え方をたくさんご紹介します。 |

ストレスにへこまされないためにメンタル面で強くなっていく方法、ストレスとうまく付き合っていく考え方をご紹介します。ストレスは悪いものだという考え方が一般的ですが、実は仕事をする上で、ある程度は必要なものです。ストレスとは何か、自分の心の動きを見つめながら考えてみましょう。 |

ストレスという言葉は広く知られていても、ストレス症状についてはまだあまり認知されていません。えっ?これってストレスからくる症状だったんだと驚かれる方も多いのでは?単なる運動不足だけでなく、その症状はストレスからきているのかも知れません。早めにストレスを認識して体をいたわるよう心がけましょう。 |

仕事をしているといろんなことがあります。いやなこと、理不尽なこと、納得いかないこと・・・。世の中自分の都合で動いてくれることって少ないのかも。でも視点を変えれば、いままであれほどイヤだった状況が一変することもあります。仕事でつれづれなるままに起こるストレス関連の出来事、いろんな視点で見ていきます。 |

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ストレスと認知
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心理学の世界で、“認知”とは、物事を解釈したり理解したりすることを指します。 この「“認知”のゆがみ」でストレスを生むとも言われています。 ここでいう、「“認知”のゆがみ」とは、思考が、論理的でない、合理的でない状態を指します。 起こった物事や事実に対して、偏った思考やゆがんだ考え方からストレスを抱えてしまうことがあります。
例えばこのような事例があります。
入社2年目のAさんは、上司である部長と共にある会議に出席しまし、議事録作成を依頼されました。Aさんは、必死に会議のメモをとり、必死に議事録を作成ました。 そして、会議翌日の朝一には、議事録の内容を確認頂く為に部長に提出しました。 すると、15分後に、部長がAさんの席に歩み寄ってきて、話し掛けてきました。 「Aくん、議事録ありがとう。お疲れさん。赤字のところ、直しておいてくれればOKだから。」と言って、赤字で修正した議事録をAさんに渡しました。
Aさんは、返ってきた議事録を見て、このように思ったのでした。
『赤字まみれだ。ほとんどの文で修正されている。もう2年目なのに、ろくに議事録も書けやしない。俺って全く何もできないダメ社員だ。せっかく、部長にもらったチャンスだったのに台無しにしてしまった。部長の信頼も裏切った。ああっ、最悪だ!』 Aさんは、自分自身を否定された気持ちになり、部長の信頼も失ったと思ったのです。
しかし、部長のAさんに対する評価は全く違うものでした。
『Aさんは2年目でありながら、仕事が早く、社内外の専門用語に対する知識も豊富だ。次の会議でも是非とも出席してもらおう。』 といったものでした。
なぜ、このような違いが生まれたのでしょうか?
部長の事実ベースでの評価は次の通りでした。 1) 会議の翌日の朝一に議事録を上げてくることで仕事が早い。→熱意がある。 2) 社内外・業界の専門用語に対する認識間違いがない。 →知識もある。 3) 文末の表現には修正の余地はあるが、議事録の内容自体、内容の漏れはない。 →集中力がある。
部長は、Aさんに対して修正の余地があると感じていたのは、「文末の表現」だけでした。
しかし、Aさんは、「文末の表現」だけが拙かったという事実には目を向けられず、「赤字の修正箇所が多かった」という所にしか目を向けられませんでした。 結果、「文末の表現」だけが拙かっただけだったにも関わらず、議事録自体が書けないのだと「過小評価」してしまいました。 また、議事録が書けないことで、自分がダメな社員であると、無理に「自己関連付け」して、更に、部長の信頼を失ったと勝手な「読心」をしてしました。 これらの、「過小評価」「自己関連付け」「読心」は、「“認知”のゆがみ」と言えます。
Aさんは、修正の余地があることにばかり目が向いて、自分が「できていることに対する事実」には全く目を向けられませんでした。
このように、ストレスを抱え込みやすい人というのは、このように悪かった点ばかりに目が向いて、良かった点には目が向きにくく、「“認知”のゆがみ」を頭の中で発生させやすい人といえるのです。
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