
運営方針や「仕事のストレスケア」を運営するきっかけとなった体験談について書いてあります。 |

成果ばかりが求められる会社。ここ10年で人間関係は希薄なものになり、働き方も大きく変わりました。真面目なだけでは仕事はやっていけません。こんな中でもうまくやっていくには心の柔軟性が必要です。会社では学べない、気持ちが楽になる考え方をたくさんご紹介します。 |

ストレスにへこまされないためにメンタル面で強くなっていく方法、ストレスとうまく付き合っていく考え方をご紹介します。ストレスは悪いものだという考え方が一般的ですが、実は仕事をする上で、ある程度は必要なものです。ストレスとは何か、自分の心の動きを見つめながら考えてみましょう。 |

ストレスという言葉は広く知られていても、ストレス症状についてはまだあまり認知されていません。えっ?これってストレスからくる症状だったんだと驚かれる方も多いのでは?単なる運動不足だけでなく、その症状はストレスからきているのかも知れません。早めにストレスを認識して体をいたわるよう心がけましょう。 |

仕事をしているといろんなことがあります。いやなこと、理不尽なこと、納得いかないこと・・・。世の中自分の都合で動いてくれることって少ないのかも。でも視点を変えれば、いままであれほどイヤだった状況が一変することもあります。仕事でつれづれなるままに起こるストレス関連の出来事、いろんな視点で見ていきます。 |

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自律神経失調症
私たちの体は、私たち自身の意思とは関係なくコントロールされていますよね。健康であれば体温は常に一定ですし、
食べた物も自然に消化してくれます。よく考えてみると、これってすごいことだと思いませんか?
しかし、時にはそのコントロールがうまくいかなくなってしまうことがあります。
それが「自律神経失調症」です。
『自律神経』ってなに?
「自律神経」ってよく聞くけど具体的にどこの神経?
…と疑問に思っている方もいらっしゃるでしょう。
自律神経とは、内臓の働きやホルモンの分泌などを調整している神経のこと。
「交感神経」と「副交感神経」から成り、拮抗して働くこの二つの神経のバランスで体を正常に
保っているのです。ところが、精神的なストレスや環境の変化などでこのバランスが崩れてしまうと、
当然ながら臓器の調整もうまくできなくなり、様々な不調が表れてくるようになります。
この状態が、いわゆる自律神経失調症の状態なんです。
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自律神経失調症はなぜ起こる?
自律神経は、「どんな外的変化を受けても身体の働きを一定に保とう」とする働きを担っています。
外的な変化とは、例えば気温の変化や環境の変化、精神的ストレスなど。
この働きはホメオスタシスと呼ばれており、
私たちが健康を維持していく上で非常に重要な機能なんです。
しかし、本来は体を守るためのホメオスタシス機能も、
そのバランスが崩れてしまうと身体を防衛するどころか、
結果的に全身の機能に支障をきたしてしまいます。
原因としては、仕事の悩みや不安、人間関係のストレス、暑さや寒さの急激な変化、
病気や怪我、抵抗力の低下、騒音、空気汚染などが挙げられます。
また、病院で検査をしても器質的にはなんら異常は見つからないため、
「こんなに苦しいのに…」というストレスがさらに症状を悪化させていく場合も多いようです。
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自律神経失調症の多彩な症状
自律神経は様々な器官をコントロールしているため、自律神経失調症の症状も実に様々。
以下のような症状が単一で表れる場合もあれば、
いくつかの症状が組み合わさった形で表れることもあるんです。
・疲れや倦怠感が続いている。
・慢性的な肩こりや頭痛に悩まされている。
・食欲不振
・手足の末端は冷たいのに、顔だけが火照るような感じがする。
・眠りが浅い。
・口が渇きやすい。
・便秘や下痢など、消化器系の不調が続いている。
・しょっちゅう耳鳴りがする。
・動悸や息切れがある。
・掌に変な汗をかいてしまうことが多い。
・めまいがある。
・熱っぽい状態が続いている。
・生理の周期が乱れている。
・イライラする。
・落ち込みやすい。
・感情が不安定。
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こんな人はなりやすい
外からの刺激やストレスが原因で発症する自律神経失調症。
したがって、変化にうまく適応できない人や、ストレス耐性の弱い人は発症しやすいと言えます。
例えば、真面目で几帳面、完璧主義なところのある人は、
周りの変化に適応することにつまずいてしまい、ストレスの影響を受けやすいという傾向があります。
体質的な面で言うと、冷え性や虚弱体質気味の方はなりやすいと言えるでしょう。
また、一般的に男性よりも女性のほうが自律神経失調症になりやすいと言われています。
これは、ホルモンの変調が自律神経に影響を与えるからです。
女性は、思春期から始まって出産、更年期と一生のうちでもホルモンのバランスが変わりやすいもの。
そのため、自律神経失調症を引き起こしやすいのです。
ただ、最近では男性にも更年期障害が起こることが明らかになっています。
40代の後半ともなると男性ホルモンの減少によって自律神経が乱れ、
めまいや吐き気など様々な不調が表れてくるようになるのです。
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自律神経失調症の治療法
自律神経失調症の治療法としては、症状に合わせて以下のような方法が取られています。
・薬物療法
精神を安定させる薬や、自律神経の働きを整える効果のあるビタミン剤、
ホルモンバランスの乱れを整えるホルモン剤、
その他神経の高ぶりを抑える漢方薬なども使われているようです。
・カウンセリング
ストレスや自分の心の中の葛藤や混乱を吐き出し、
カウンセラーと一緒に解決策を模索していく手法です。
・自律訓練法
自分自身に暗示をかけ、心身の安定をはかるという方法です。
自分自身の緊張を自覚し、力を抜いてリラックスする練習をするという意味も含まれています。
・森田療法
自分を否定せず、あるがままの状況をそのまま受け入れて心の安定をはかるという手法です。
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自律神経失調症は、自分の意思とは関係ないところで心身がストレスと闘っている状態です。
抵抗力が低下している身体は病気に負けてしまうのと同じように、
心の抵抗力が弱っていてはストレスに負けてしまいます。
日頃から、
「手を抜けるところでは手を抜く」
「嫌なことははっきりNOと言う」
「ストレスを吐き出す場所を作っておく」
…など、ストレスに負けない抵抗力をつけておきたいものですね。
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