
運営方針や「仕事のストレスケア」を運営するきっかけとなった体験談について書いてあります。 |

成果ばかりが求められる会社。ここ10年で人間関係は希薄なものになり、働き方も大きく変わりました。真面目なだけでは仕事はやっていけません。こんな中でもうまくやっていくには心の柔軟性が必要です。会社では学べない、気持ちが楽になる考え方をたくさんご紹介します。 |

ストレスにへこまされないためにメンタル面で強くなっていく方法、ストレスとうまく付き合っていく考え方をご紹介します。ストレスは悪いものだという考え方が一般的ですが、実は仕事をする上で、ある程度は必要なものです。ストレスとは何か、自分の心の動きを見つめながら考えてみましょう。 |

ストレスという言葉は広く知られていても、ストレス症状についてはまだあまり認知されていません。えっ?これってストレスからくる症状だったんだと驚かれる方も多いのでは?単なる運動不足だけでなく、その症状はストレスからきているのかも知れません。早めにストレスを認識して体をいたわるよう心がけましょう。 |

仕事をしているといろんなことがあります。いやなこと、理不尽なこと、納得いかないこと・・・。世の中自分の都合で動いてくれることって少ないのかも。でも視点を変えれば、いままであれほどイヤだった状況が一変することもあります。仕事でつれづれなるままに起こるストレス関連の出来事、いろんな視点で見ていきます。 |

相互リンクサイト様や、お世話になっているサイト様をご紹介しています。 |

お問い合わせはこちらからどうぞ! |
|
 |
|

慢性疲労症候群
一日の終わりに、「あ〜、今日も疲れたなぁ」と思うことは珍しいことではありませんよね。
仕事や勉強による疲れはもちろんのこと、
たまに遠出して遊びに行った日の夜なども疲れを感じることはあります。
しかし、この疲労感が慢性化し、
「いつも疲れている」という状態になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
身体的な検査をしても特に異常は見つからないにも関わらず、
疲労感や倦怠感が続いている…それは、「慢性疲労症候群」の症状かもしれませんよ。
ストレスと疲労感の関係
慢性疲労症候群は、文字通り慢性的な疲労を主訴とする病気です。
しかし、一般的な臨床検査では身体に異常が見つからないことから、
心理的な原因を指摘されることも多いのです。
皆さんもご存知の通り、人の心身は密接に関わり合っています。
そのため、精神的に大きなストレスを感じた場合、
特に免疫系や内分泌系の働きに影響が出てしまうことも多いのです。
慢性疲労症候群の症状も然りで、
精神的ストレスが大きい時期に症状が悪化しやすいというデータもあります。
中には、うつ病と合併して表れる症状もあるのです。
一方で、慢性疲労症候群の原因として、心理的な要因以外の原因を示唆するデータもあります。
特に、風邪をひいたことがきかっけで発症するケースが数多く見られ、
ウィルス感染との関係が濃厚視されています。また、より踏み込んだ検査を行うと、
神経系や免疫系、内分泌系に異常が認められることが多いことも明らかになってます。
最近の研究では、異常に産生されたサイトカイン(TGF-βやインターフェロンなど)による、
脳・神経系の機能障害ではないかという見方が強くなっています。
|
主な症状と診断の基準
「疲労」と言っても、慢性疲労症候群の方が感じる疲労は、
私たちが普段の生活で感じる疲労よりもはるかに重いものです。
なにしろ、ちょっとした日常の活動だけでぐったりしてしまうのですから。
しかも、この疲労感が6ヶ月以上続きます。その他、特徴的な症状は以下の通りです。
・記憶力の低下
・集中力の低下
・筋肉痛や関節痛
・微熱、ノドの痛みなど、風邪に似た症状
・首、ワキの下などのリンパ節の腫大
・頭痛
・睡眠障害
・低血圧
・体温調節がうまくできなくなる
定義自体に曖昧な部分が残っており専門家によっても見解が異なるため、
慢性疲労症候群の診断は非常に困難です。しかし、一般には
・重度の疲労感のため月に数日は会社や学校を休まざるを得ない。
その状態が半年以上持続している。
・医師の診察を受けて明らかな疾病が見つからない。
…二点を満たすことが必須とされています。
|
患者の8割は女性!
ただでさえストレスの多い現代社会ですから、
慢性疲労症候群を発症する可能性は誰にでもあります。
しかし、慢性疲労症候群には、男性よりも女性のほうがなりやすいという特徴があります。
患者の実に8割が女性の方で、特に20〜40代に多く見られるというデータもあるのです。
仕事や家庭、子育てなどで強いストレスにさらされることの多い年齢層ですから、
この病気の原因が心理的なストレスであると指摘されるのも頷ける話です。
また、以下のような性格の方がかかりやすいと言われています。
・真面目で几帳面
・礼儀正しい
・正義感が強い
・仕事や家庭生活に対する責任感が強
|
治療法
慢性疲労症候群の治療は、内科的治療と精神的治療の2つの手法を用いて行われます。
【内科的治療】
漢方薬やビタミン(B12、C)の投与を行うことで、
・睡眠障害や脱力感、疲労感、思考力などの回復効果
・活性酸素などによる組織障害の軽減効果
…などの効果が報告されています。
またセロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)を投与することにより、
倦怠感や筋肉痛、関節痛、脱力感などの症状が緩和することも分かっています。
【精神科治療】
発症や症状悪化の要因として、心理的なストレスが指摘されている慢性疲労症候群。
認知行動療法により、
上手なストレス対処法を身につけていくことが効果的であると言われています。
|
「疲れ」は誰もが日常的に感じるものであるだけに、深刻な疲労感を抱えていても、
周りの人には「病気」として理解してもらえないことが多いものです。
時には、怠けているような印象を持たれてしまうこともあるでしょう。
慢性疲労症候群の方にとっては、そんな誤解や偏見も症状を重くするストレスの一つになりかねません。
まだまた認知度の低いこの慢性疲労症候群ですが、新しい現代病と言っても過言ではないと思います。
皆さんもストレスを上手につきあい、今感じているその疲労を慢性化させないようケアを心がけましょう。
|