「仕事のストレスケア」  仕事のストレスとうまくつきあい、
乗り切っていく考え方をご紹介します。心が楽になる考え方、
メンタル面で強くなっていく方法、ストレス関連エッセイなど。

はじめての方
運営方針や「仕事のストレスケア」を運営するきっかけとなった体験談について書いてあります。

気持ちが楽になる考え方
成果ばかりが求められる会社。ここ10年で人間関係は希薄なものになり、働き方も大きく変わりました。真面目なだけでは仕事はやっていけません。こんな中でもうまくやっていくには心の柔軟性が必要です。会社では学べない、気持ちが楽になる考え方をたくさんご紹介します。

そもそもストレスって何だろう?
ストレスにへこまされないためにメンタル面で強くなっていく方法、ストレスとうまく付き合っていく考え方をご紹介します。ストレスは悪いものだという考え方が一般的ですが、実は仕事をする上で、ある程度は必要なものです。ストレスとは何か、自分の心の動きを見つめながら考えてみましょう。

知っておきたいストレス症状
ストレスという言葉は広く知られていても、ストレス症状についてはまだあまり認知されていません。えっ?これってストレスからくる症状だったんだと驚かれる方も多いのでは?単なる運動不足だけでなく、その症状はストレスからきているのかも知れません。早めにストレスを認識して体をいたわるよう心がけましょう。

ストレス徒然草
仕事をしているといろんなことがあります。いやなこと、理不尽なこと、納得いかないこと・・・。世の中自分の都合で動いてくれることって少ないのかも。でも視点を変えれば、いままであれほどイヤだった状況が一変することもあります。仕事でつれづれなるままに起こるストレス関連の出来事、いろんな視点で見ていきます。

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知っておきたいストレス症状

パニック障害

人前で話をしたり、いつもとはちょっと違う状況に遭遇したりした時、緊張や興奮で胸がドキドキするということは
よくあることですよね。いわゆる、「パニクった」「テンパった」という状態です。
しかし、「このまま死んでしまうかもしれない」と思うほど動悸が激しくなったり
息苦しくなったり…という経験は、なかなかないのではないでしょうか。これがパニック障害です。

A.パニック障害の症状

大きく分けて3つあります。パニック発作、予期不安、広場恐怖です。

A-1.パニック発作
実際には危険が迫っている訳ではないのに、まるで重大な危険が迫っているかのように
心身が勝手に反応してしまう症状です。日常生活の中で突然、「死んでしまうのではないか」
という強い不安を伴う激しい動悸や息苦しさ、めまいなどに襲われるようになります。
代表的なパニック発作症状はこのような感じです。

・心臓がドキドキする
・全身や手足が震える
・汗をかく
・胸の圧迫感や痛み
・窒息するような感じ
・呼吸が速まり、苦しい
・非現実感、疎隔感
・口が渇く
・吐き気や腹部の不快感
・発狂やコントロール不能への恐怖
・足がガクガクする
・死への恐怖
・めまい感、ふらつき、頭が軽くなる感じ、気が遠くなる感じ
・悪寒、ほてり
・考えがまとまらず、頭の中が真っ白になって、人と話ができない感じ
・目がぼやける
・筋肉の緊張
・しびれ感、うずき感

A-2.予期不安
これは1度目のパニック発作を脳が深く記憶してしまったことが原因で、
「また同じ発作が起きてしまうのではないだろうか」という次に起こるパニック発作を
予想してしまい、更なる不安にとらわれてしまうことです。パニック発作にはこの予期不安が
必ず伴い、発作を繰り返すごとにこの不安がさらに強くなっていき症状を悪化させます。
以下のような考えが頭から離れなくなってしまいます。

・発作がいつまた起こるかわからない。
・次に発作が起きたときは、前よりもっと激しくなるかも知れない
・本当に死んでしまうのではないか、気が変になってしまうのではないか。
・自分で自分がコントロールできなくなり、訳がわからないうちに事故を起こさないか

自分自身で不安が消えていかない原因がよくわからないために、
不気味ささえもともなってしまい、ますます不安が高まるのです。

A-3.広場恐怖
発作が「また起こるのではないか」という不安から、発作を起こした場所
(例:電車などの乗り物や、高速道路、映画館など)やすぐに助けを求められないような場所に
行くのを避けるようになります。
この回避行動によって活動範囲が狭まり、仕事をはじめとする社会生活全体に
支障が生じてしまうのがパニック障害の問題です。ひどい場合にはうつ病を併発したり、
逆にもともとうつ病を持っている人がパニック障害を発症するケースも見られるようです。
しかし、私たちの多くが日々ストレスを感じ、何かに追われるように暮らしている
現代社会においては、誰でもパニック発作に襲われる可能性を持っています。

B.どんな人がなりやすいのか?

このパニック発作は、一見「ある日、突然生じた」と感じやすいようですが、
実際には、別れや喪失などなんらかのストレスイベントの後に起こることが多いと
言われています。特に普段から不安を感じやすいタイプの人は
パニック障害になりやすいと考えられています。
年代別にみると20代〜30代の発症が多く、
特に女性は男性の2〜3倍の確率で発症しやすい傾向があるようです。
パニック障害は、仕事や日常生活で、
文字どおり「息をつく暇もない」というような精神的圧迫感を感じ、
ストレスが最高潮に達しているときになりやすいと言われています。
また、完壁主義な人や、頑張り屋で自分を犠牲にする傾向のある人も多く認められます。
ご存知でしたか?パニック障害で休業されている芸能人も、結構多いんですよ。

先進国ほど患者数が多いと言われるパニック障害は、
ある意味では現代病といえるのではないでしょうか。
しかし、どんなに激しいパニック発作が襲ってきても、死に至ることはありません。
ですから、生死にかかわる病気ではないという正しい知識を身につけ、
早めに適切な治療を受けることが大事です。

C.パニック障害の治療

C-1.どこに行けばいいの?
心療内科や精神科にご相談ください。
パニック障害に遭遇した方は最初何科を受診したらいいのか?と悩まれる方が多いようです。
呼吸が苦しい、という症状が出た場合、普通に考えると呼吸器科や内科を受診される方が
多いでしょう。実際、甲状腺の機能に異常がある場合、パニック発作と似たような症状が
出ることもあります。
しかし、パニック障害の場合、身体的には異常がないため、
原因を突き止められないままさらに不安感を抱え込むことになってしまいます。
そこで、パニック発作を疑われるような症状が出た時は、
早めに心療内科や精神科といった「心の専門医」を受診することをおススメします。

C-2.治療法
一般的には薬による治療と心理教育(心の持ちようをトレーニングする)が
効果的と言われています。まずは、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)と呼ばれる薬で
不安を和らげ、発作を抑えることから始めます。SSRIはパニック発作の抑制に優れた効果を
発揮しますので、1年も服用を続ければ発作はほぼ完全に治まります。

しかし、発作が抑制されても「電車に乗るのが怖い」「ひとごみの中を歩けない」といった
回避行動は消えない場合があります。この回避行動が改善されなければ社会生活への支障は
残ったまま。これでは「完治」とは言えません。そこで注目されているのが、認知行動療法。
認知行動療法とは、その人の「認知」と「行動」を修正することによって
心身のストレス症状を改善する治療法です。
例えば、「電車に乗れば発作が起きる」という考え(認知)を修正するためには、
実際に電車に乗っても発作が起きないということを何度か確認してみる必要がありますよね。
あえて不安な場所に挑ませて、「その場所にいても発作は起こらない」という体験を
何度か経験させることにより恐怖を取り除いていく方法を「暴露療法」といい、
パニック障害の治療に効果的であることが認められています。

発作が出ている時は「もうだめだ」という状況まで追いつめられてしまうパニック障害。
突然こんなパニックに襲われたら、誰でも混乱しますし、想像以上の不安感を抱くと思います。
しかし、決して治らない障害ではありませんし、治療やリハビリ方法も確立されています。
「この動悸はちょっと普通じゃないな」と感じたら、
一人で思い詰めず、早め早めに専門医に相談しましょう。


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