
運営方針や「仕事のストレスケア」を運営するきっかけとなった体験談について書いてあります。 |

成果ばかりが求められる会社。ここ10年で人間関係は希薄なものになり、働き方も大きく変わりました。真面目なだけでは仕事はやっていけません。こんな中でもうまくやっていくには心の柔軟性が必要です。会社では学べない、気持ちが楽になる考え方をたくさんご紹介します。 |

ストレスにへこまされないためにメンタル面で強くなっていく方法、ストレスとうまく付き合っていく考え方をご紹介します。ストレスは悪いものだという考え方が一般的ですが、実は仕事をする上で、ある程度は必要なものです。ストレスとは何か、自分の心の動きを見つめながら考えてみましょう。 |

ストレスという言葉は広く知られていても、ストレス症状についてはまだあまり認知されていません。えっ?これってストレスからくる症状だったんだと驚かれる方も多いのでは?単なる運動不足だけでなく、その症状はストレスからきているのかも知れません。早めにストレスを認識して体をいたわるよう心がけましょう。 |

仕事をしているといろんなことがあります。いやなこと、理不尽なこと、納得いかないこと・・・。世の中自分の都合で動いてくれることって少ないのかも。でも視点を変えれば、いままであれほどイヤだった状況が一変することもあります。仕事でつれづれなるままに起こるストレス関連の出来事、いろんな視点で見ていきます。 |

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心身症
学校、職場、地域社会、家庭…私たちはあらゆる場面でストレスを感じます。
勉強や仕事に関することが原因の場合もあれば、人間関係が原因の場合もあったり…。
ストレスで胃が痛くなったり吐き気や下痢をしたことがあるという経験、ありませんか?
そのように、心の問題が原因で起こる身体疾患を総称して「心身症」と言います。
心身症は身体疾患
「心の問題が原因で起こる」と言ってしまうと、「心の病気」であると捉えられてしまうかもしれません。
しかし、心身症はあくまで「身体の病気」です。例えば、体の不調を訴えて検査をしてもどこにも異常が
見つからない。しかし、不調は良くならない…という場合は、「心因性」と診断されるでしょう。
これに対して心身症の場合は、検査の結果、実際に身体機能に異常が見られる場合が多いのです。
そして、その症状の発症に心理社会的要因が関係していると判断される場合のみを「心身症」といいます。
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どんな症状?
さて、心理社会的なストレスが原因となって発症する心身症ですが、
「心身症」というのは実は病名ではなく病態名です。
主な症状としては、以下のようなものがあります。
・呼吸器系
気管支喘息、過換気症候群、咽頭痙攣など
・循環器系
本態性高血圧症、本態性低血圧症、起立性低血圧症、狭心症、心筋梗塞、不整脈など
・消化器系
胃・十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎、急性胃粘膜病変、慢性胃炎、心因性嘔吐、過敏性腸症候群
・内分泌代謝系
摂食障害、甲状腺機能亢進症、単純性肥満症、糖尿病など
・神経・筋肉系
筋収縮性頭痛、片頭痛、痙性斜頭、書痙、眼瞼痙攣、自律神経失調症など
・泌尿・生殖器系
神経性頻尿(過敏性膀胱)、心因性インポテンス 、月経前症候群、月経異常など
・皮膚科系
アトピー性皮膚炎、慢性じんましん、円形脱毛症
・その他
関節リュウマチ、全身性筋痛症、腰痛症、メニエル症候群、顎関節症など
上記の中には心の病気と病態が重なるものもあり、明確に区別できないものもあるようです。
例えば過換気症候群は、パニック障害で見られるパニック発作との関連が指摘されています。
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パーソナリティーと症状の関係
みなさんは、アレキシサイミアという言葉を聞いたころがありますか?
アメリカのP. E. シフネオスという精神科医によって提唱された概念ですが、具体的には
・自分自身の感情、身体で感じている感覚に気づくことが難しい。
・感情を言葉で表現したりすることが難しい。
といった特性を持つ人のことを指します。
実はこの性格傾向が、心身症と密接に関わっていると指摘されているんです。
アレキシサイミアの人は、ストレスによる不安や不満といった「感情」を自分で意識することが下手なため、
それを言葉で表現することができません。その代わりに身体で表現してしまうのではないか?
と考えられているわけです。また、「体のどこに症状が表れるか?」ということは、
その人のパーソナリティーと関連があるのではないかと指摘する声もあります。
例えば、「循環器系の異常を訴える人には攻撃的な性格傾向の人が多い」などといった説です。
しかし、これについては明確に証明されているわけではないようです。
心身症の症状は人によってまちまちですし、どの年齢でも発症する可能性がありますが、
特に多いのは20〜30代の女性と30〜40代の男性です。
いずれも職場や家庭でストレスを感じる機会の多い年代といえそうですね。
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治療法
上記で述べたように、心身症は体の病気であるものの、
その原因には心理社会的なストレスが密接に関わっています。
そのため、身体的な治療のみならず心理面のケアも必要になってきます。
身体的な治療については、症状に応じた投薬治療が必要となります。
心理面のケアとしては、
・食事、睡眠など生活習慣を是正する
・リラクセーション法などで心身のストレスを緩和する
・認知行動療法で、ストレスへの対処法を身につける
…などが挙げられます。
言うまでもありませんが、心と身体は密接に結びついています。
誰もがストレスを感じる時代だからこそ、心身症も人ごとではありません。
普段から、上手なストレスコントロールを心がけたいものです。
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