
運営方針や「仕事のストレスケア」を運営するきっかけとなった体験談について書いてあります。 |

成果ばかりが求められる会社。ここ10年で人間関係は希薄なものになり、働き方も大きく変わりました。真面目なだけでは仕事はやっていけません。こんな中でもうまくやっていくには心の柔軟性が必要です。会社では学べない、気持ちが楽になる考え方をたくさんご紹介します。 |

ストレスにへこまされないためにメンタル面で強くなっていく方法、ストレスとうまく付き合っていく考え方をご紹介します。ストレスは悪いものだという考え方が一般的ですが、実は仕事をする上で、ある程度は必要なものです。ストレスとは何か、自分の心の動きを見つめながら考えてみましょう。 |

ストレスという言葉は広く知られていても、ストレス症状についてはまだあまり認知されていません。えっ?これってストレスからくる症状だったんだと驚かれる方も多いのでは?単なる運動不足だけでなく、その症状はストレスからきているのかも知れません。早めにストレスを認識して体をいたわるよう心がけましょう。 |

仕事をしているといろんなことがあります。いやなこと、理不尽なこと、納得いかないこと・・・。世の中自分の都合で動いてくれることって少ないのかも。でも視点を変えれば、いままであれほどイヤだった状況が一変することもあります。仕事でつれづれなるままに起こるストレス関連の出来事、いろんな視点で見ていきます。 |

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対人恐怖症
対人恐怖症は、日本では非常にポピュラーな症状です。
みなさんも、一度ならず何度かその名を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
対人恐怖症は、その名の通り、他人と接する場面において強い不安感や緊張感、恐怖心を覚えるもの。
ちょっと人見知りで、人前だと緊張するという人は、
「えっ、じゃあ私って対人恐怖なの?」と不安を感じるかもしれません。
しかし、人見知りな人がみんな対人恐怖症というわけではありません。
対人恐怖症の場合はその不安感の程度が非常に強く、日常生活にも支障をきたしているケースが多いのが特徴的です。
成育歴が影響する?
対人恐怖症の人は、神経質で怖がりといった性格傾向が見られるようです。
これは、子供の頃の分離不安(幼稚園や保育園に行く時、なかなか母親と離れられなかった)も関係しているのだとか。
また、幼稚園や学校で先生に叱られたことなどがきっかけとなって、
人前に出るのが怖くなったり物が言えなくなったりなどの症状が表れているケースもあるのだそうです。
つまり、ここ数年のストレスが原因で起こるだけではなく、
幼い頃の出来事が今の症状に影響を与えている可能性もあるのです。
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ストレスフルな女性は要注意!
対人恐怖症で通院する人は20代〜30代の女性が多く、その数は男性の2倍とも言われています。
確かに、この年代の女性は、就職や結婚、出産といった社会的活動でストレスを感じることも多いはず。
仕事や人間関係でストレスを抱え、それが原因で発症しているケースも多いようです。
一般的に、対人恐怖症を発症しやすい人は自意識が人より強く、
「他人からどう見られているか」ということを気にし過ぎてしまう傾向があります。
そのため、人に認められようと頑張り過ぎてしまうことも多いのです。
頑張っても認められない…そんな状況に追い込まれると、
「自分は駄目なんだ」と自己否定に走り、どんどん自分を追いつめていってしまいます。
その結果、人と接する際に過度の緊張や不安を感じるようになり、
動悸、発汗、赤面、手脚の震えといったストレス症状が表れてくるのです。
普段から自分に厳しく、上手にストレスを発散できないというあなたは要注意!
一人で頑張りすぎないようにしてくださいね。
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例えば、こんな症状も…
対人恐怖症の症状は、人前でうまく話せないというものばかりではありません。
他にもこんな症状があります。
・赤面恐怖
人前に立つと赤面してしまう。
・視線恐怖
人が自分の噂をしているのではないか?と気になってしまう。
・会食恐怖
他人と食事をすると、緊張して食べられない。
・電話恐怖
電話の相手や周りの人が気になって電話を取れない。
・発汗恐怖
人から話しかけられると、緊張して汗をかいてしまう。
・振戦恐怖
来客にお茶を出そうとすると、手が震える。
・書痙
人前で字を書こうとすると手が震える。
・排尿恐怖
職場のトイレに上司や苦手な人が入ってくると、ドキドキして排尿できなくなってしまう
・自己臭恐怖
汗やロ臭など、自分のにおいが気になって人との接触を避けてしまう。
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対人恐怖症の治療法
対人恐怖症は、「他人の目が気になる」という自意識の強まりが発症の一つの原因になっています。
そのため、思春期を過ぎ、社会人として様々な人間関係のトラブルを経験していくうちに症状が弱まっていくケースもあります。
しかし、症状が強く残る場合には放っておいても症状は改善されません。
専門医を受診し、以下のような治療を受けることがベストです。
・薬物療法
対人恐怖症に特徴的な不安感や恐怖心、動悸、震えといった症状は、薬を服用することによってかなり良くなります。
一般的に、うつ病の薬として知られているSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)という薬がもっとも効果的であると言われています。
また、クロナゼパムといった抗不安薬は緊張や不安をやわらげる作用があり、これも対人恐怖症に効果があります。
加えて、震えや動悸、発汗などの症状を除去する働きのあるβ遮断薬も使用されます。
特にβ遮断薬は、会議やスピーチなど人前で話をする時のみ服用するといった使い方が多いようですね。
このように薬をうまく活用することで不安な状況にもうまく対処できるようになり、失いかけていた自信を取り戻すことができるのです。
・認知行動療法
人には誰でも、物事のとらえ方に癖のようなものがあるものです。
認知行動療法では、この癖を見直したり矯正したりすることによって、
不安な場面にうまく対処していける方法を身に着けていくという手法です。
また、社会生活でのコミュニケーション能力を訓練するという“社会生活技能訓練”も認知行動療法の中の一つです。
その他、不安な状況に対処するための呼吸法や、
あえて不安な状況に立ち向かって、段階的に不安を克服していくといった方法などがあります。
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価値観が多様化している現代では、様々な考え方をする人がいます。
そのため、人と分かりあえない、人とうまく関係を築けないといったストレスを感じる機会も増えていると思います。
しかし、誰とでも100%分かり合えるなんてことはあり得ません。
人間関係も仕事と同様、自分にプレッシャーをかけ過ぎず頑張り過ぎないことが大切です。
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